【レビュー・要約】嫌われる勇気

“嫌われる勇気”は、元気がないあなたの背中を、ポン!と押して、あなたを元気にしてくれる一冊になるでしょう。
とわいえ、もしあなたが、まだ元気になるための準備ができていない場合は、もしかしたら“嫌われる勇気”の内容は受け入れらないかもしれません。
心の不調も、程度がありますので、心に深い傷を負っていて、周りからのいたわりや共感などが必要な場合は、”嫌われる勇気”はあなたに合わないかもしれません。
心の傷が癒えて、かさぶたになったころに、「先に進みたい」、「もっと元気になりたい」とあなたが思えるときに”嫌われる勇気”を読むことで、未来が開けてきますよ。

嫌われる勇気

 

嫌われる勇気を読むことで、あなたは元気になることができます。

 

  • 幸せになれる
  • 対人関係の悩みを解消できる
  • 今に集中できる
”嫌われる勇気”は、アドラー心理学を基本に書かれている自己啓発書です。
フリーライターの古賀史健さんが、アドラー心理学の第一人者である岸見一郎さんに、話を聞いてそれの内容を本にしたものです。
嫌われる勇気には、2人の人物が登場します。
  • アドラー心理学を研究している哲学者である”哲人”
  • 人生に対して幸せを感じることができずに迷いを感じている”青年”
以上の二人のやりとりによる会話形式で、物語は進みます。
青年は、哲人が語ることに対して、反対の立場を取っており終始、哲人の話すことに反発します。
それに対して、哲人が青年が納得できるようにアドラー心理学の精神や思想を説いていく物語です。
本の最後に書かれている「あとがき」によると、”嫌われる勇気”は岸見一郎氏のアドラー心理学についての実体験に基づいて書かれている部分もあるようです。
ここで、アドラー心理学について解説します。
アドラー心理学は、アルフレッド・アドラーにより創始された心理学です。
フロイト、ユングと並ぶ、世界の三大心理学と言われています。
フロイトやユングの思想とは違い、原因論ではなく目的論で心理学を語り、トラウマを否定しているところです。

原因論と目的論

 

物語は、原因論と目的論の説明からはじまります。

それは、アドラー心理学が原因論ではなく、目的論で悩みをとらえることに重きをおいた学問だからです。

事実、本の中身でも目的論については、冒頭部分で特に念入りに説明されています。

  • 原因論・・・今の自分の状況が、過去の原因によって決まっている考え
  • 目的論・・・今の自分の状況が、今の自分の目的によって決まっている考え
✔まずは、イメージしてみてください。
あなたは、過去に心を深く傷つけるようなトラウマを抱えてしまって外にでるのが不安だから、部屋に引きこもっているとします。
そのため、外に出たいと思っていても、過去のトラウマによる不安が原因で、外に出ることができないと考えています。
そこで、この状況を解決する場合、どうすればいいのか?
まず、この「過去のトラウマによる不安が原因」という原因論で今の自分の状況をとらえることが問題解決の障害になっていると、”嫌われる勇気”では語られています。
そこで、これを目的論で考えると問題は解決しやすくなります。
つまり。
「過去のトラウマによる不安が原因で、外に出ることができない」
と考えるのではなく、
「外に出たくないから、不安だという感情を作り出している」
と、考えるのです。
「外に出たくない」という目的を達成するために、自分で不安になっているわけですね。
というのも、現在の出来事を過去のせいにしてしまうと、なかなか解決できません。
なぜなら、過去は変えることができないからです。
それを、目的にそって現在の状況を作り上げていると解釈することにより、現在の状況を好転させやすくなります。
なぜなら、目的は変えることができるからです。
この場合だと、「外に出たくない」という目的を、自分でやめると決断することで、不安もなくなることになります。
よって、必然的に、過去のトラウマは否定されることになります。
重要なのは、”嫌われる勇気”の中には、アドラー心理学が、勇気の学問だと語られています。
そのため、そもそも自分で勇気を持とうと思わないと、この”嫌われる勇気”の本を読んで、自力で元気になるのは難しいかもしれません。
しかし、ネガティブな出来事を、前向きにとらようとする場合、この目的論に沿って考えるのはとても合理的です。

前向きになる準備ができている人が読む本

前向きになる準備ができている人が読む本

”嫌われる勇気”にも書かれていますが、アドラー心理学は劇薬であり、勇気の学問です。
そのため、”嫌われる勇気”を読むことで悩みを解消しようと思う場合、「前向きになろう」という気持ちがある人には、元気になれるすばらしい一冊です。
対して、まだ心の傷が回復しておらず、労りや共感の言葉を求めている人には、受け入れがたい内容かもしれません。
その場合は、その傷をもう少し癒してからもう一度”嫌われる勇気”を読むことで、元気になれるかもしれません。
アドラー心理学は、少し難しいですが、哲人と青年の問答方式で少しでも分かりやすくなるように工夫されています。

まとめ

”嫌われる勇気”は、前向きになろうと考えているけれども、どうしても一歩が踏み出せない人の背中を押してくれる本です。
「前向きになり、一歩を踏み出すきっかけが欲しい」
「周囲の人間関係で振り回されない精神を手に入れたい」と思う人には、おすすめの本です。
会話形式で書かれていて、哲人と青年のやり取りもおもしろいので、ぜひ読んでみてください。

>施術の依頼

施術の依頼

本格的に鍼灸で首・肩・腰のこりをほぐしたい人は、ご相談ください。

【施術を依頼する場合】
携帯でご覧の方は、ページ下部の「施術依頼」か「LINE問合わせ」をタップしてください。

PCの方は、下記をクリックしてください。