アンナの原則で考えた、慢性症状を治すためにどうするか?

こんにちは。

熊本の鍼灸整体師のひがしです。

今回は、慢性症状が治る可能性を高める方法を考えてみました。

先にネタバレすると、

慢性症状を治そうとする場合、体が治るための条件はたくさんあるので、一つに絞れることの方が少ないかもしれません。

そのため、いろいろな治るための条件を可能な限りそろえると、慢性症状が良くなる可能性が高まります。

という結論になります。

これを、アンナ・カレーニナの原則に当てはめて考えてみしました。

結論は、すでに述べてしまいましたが、

アンナ・カレーニナってなに?

慢性症状と、どうつながるの?

アンナ・カレーニナから得られる教訓はなに?

といったことまで、興味を持ってもらえる方はぜひぜひ、先を読んでもらえると嬉しいです!

あなたが、慢性腰痛だったらと考えてみてください

あなたが、慢性腰痛だったらと考えてみてください

あなたが慢性腰痛で悩んでいるとします。

そして、あなたは、なにか良い治療法がないかと思い、いろいろと解決法を探しています。

そんな時に、職場の同僚に、

「ゴッドハンド治療院で治療を受けたら腰痛がすっかり良くなったので、行ってみたら?」

というアドバイスを受けました。

そこで、あなたはさっそく期待に胸を膨らませて、そのゴッドハンド治療院に行き施術を受けました。

そしたら、なんと慢性的な腰の痛みがきれいさっぱりなくなるではありませんか。

嬉しさのあまり、あなたは同僚に電話までして紹介してくれたことに、

「ありがとう!」と礼を述べます。

しかし、次の日、あなたは、また腰が痛くなってしまいました。

そして、再びゴッドハンド治療院に行って治療を受けることで、腰がすっきりします。

でも、また次の日の夕方には、腰の痛みが戻ってしまうのでした。

あなたの同僚は一発で腰が楽になり、その後も何の問題もなかったのに、あなたは4回も5回もゴッドハンド治療院に行けども、行けども腰の痛みを繰り返すのみです。

同僚は、間違っていたのでしょうか?

いやでも、現実に同僚は腰が良くなって、その経験をもとに善意であなたにゴッドハンド治療院を紹介したのです。

では、なぜ、同僚は良くなって、あなたは良くならないのでしょうか?

その理由に、アンナ・カレーニナの原則が答えてくれます。

アンナ・カレーニナの原則とは

アンナ・カレーニナの原則について話す前に、アンナ・カレーニナについて触れておきます。

アンナ・カレーニナは、文豪トルストイの小説です。

その『アンナ・カレーニナ』という小説の冒頭に次の文章が出てきます。

ちなみに、アンナ・カレーニナは、主人公の女性の名前ですね。

幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである。

これは、つまり、

男女の結婚生活が幸福であるためには・・・

  • 互いに異性として相手に惹かれている
  • お互いの金銭感覚
  • 子どもの教育方針
  • 互いの親戚付き合い
  • 家事の役割分担

などといった、男と女が実際に生活を共にする上で、いろいろな事柄について意見が一致している必要があるということです。

つまり、すべての条件が、男女の結婚生活が幸福であるためにはなくてはならないものであり、一つとして欠けてしまえば、その他もろもろの条件がすべてそろっていたとしても結婚生活は幸福なものにならない可能性があるということです。

つまり、トルストイのアンナ・カレーニナという小説の冒頭に出てくる教訓が、いろいろなことに当てはまるからアンナ・カレーニナの”原則”になりました。

アンナ・カレーニナについて知りたい人は、どうぞ↓

馬は家畜なのに、シマウマは家畜ではない理由

馬は家畜なのに、シマウマは家畜ではない理由

実は、アンナ・カレーニナの原則のことを、僕が知ったのはトルストイの小説ではなく、<銃・病原菌・鉄|シャドレ・ダイアモンド著>の一説です。

進化生物学者のシャドレ氏は、このアンナ・カレーニナの法則を、たとえば、馬が家畜で、シマウマが家畜でない理由に当てはめています。

つまり、家畜化されるための動物の条件はいくつもあり、その条件は単純に一つに絞り込めないと主張しているのです。

馬が家畜化されたのであれば、シマウマも家畜かれてもおかしくない感じがします。

しかし、シマウマは家畜化されるための条件をすべて満たせなかったから、家畜化できなかったし、馬はすべてを満たすことができたから家畜化できたのでした。

そういった家畜の要素は、いくつもあるのでした。

そしてシャドレ氏は、先ほどのアンナ・カレーニナの文章に当てはめて、次のように述べています。

家畜化できている動物はどれも似たものだが、家畜化できていない動物はいずれもそれぞれに家畜化できないものである。

シャドレ氏のように、アンナ・カレーニナの”原則”は、いろいろなことに当てはめることができます。

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慢性腰痛を、アンナ・カレーニナに当てはめてみる

慢性腰痛を、アンナ・カレーニナに当てはめてみる

経済学者は、円高になった理由や、株価が暴落した要因をアンナ・カレーニナの原則でもっともらしく言えるし、野球部の監督はチームが強いチームを作ろうとするとき、アンナ・カレーニナの原則に当てはめてそれっぽく言えるかもしれません。

『強いチームはどれも似たものだが、弱いチームはみなそれぞれに弱いものである』

強豪チームは、往々にしてすべての水準が高いです。

だから、野球チームが強豪であるために、打つ練習もするし、守る練習もする、チームの連携のためにミーティングもします。

 

鍼灸整体師の僕は、慢性腰痛をアンナ・カレーニナの法則に当てはめてみました。

『腰がよくなった人の生活習慣はどれも似たようなものだが、いつも腰が痛い人の生活習慣は、いずれもそれぞれに腰がよくならないものである。』

by 鍼灸整体師ひがし

名言の完成です 笑

ちょっと、不自然な気もしますが・・・

慢性腰痛を治すための治療以外の大きな条件の一つとして、生活習慣があります。

生活習慣の中の何かが欠けているから、腰痛がよくならないのかもしれません。

つまり、なかなか解決しない慢性腰痛は、生活習慣の中で欠けているものを考えると、解決の糸口がみつかることがあります。

成功と失敗の原因

この記事の元ネタの本である<銃・病原菌・鉄|シャレド・ダイアモンド著>には、さらにこのような一文がありました。

われわれは、成功や失敗の原因をひとつにしぼる単純明快な説明を好む傾向にあるが、物事はたいていの場合、失敗の原因となりうるいくつもの要素を回避できてはじめて成功する。

この一文、心に響く感じがするのは、僕だけでしょうか。

僕は、この一文が、健康や美容を考える上でも、本質を表している気がするのです。

つまり、健康や美容上の問題を、自然の治癒力で回復するとはどういうことか?

ということです。

魔法の薬、ゴッドハンドはあり得るのか?

治療の感想、健康食品のレビューを見ると、それだけでよくなるような印象を受けてしまいます。

それは、先ほどの一文の初めにあるように『われわれは、成功や失敗の原因を一つに絞る単純明快な説明を好む傾向』にあるからです。

しかし、覚えておきたいのは、『物事はたいていの場合、失敗の原因となりうるいくつもの要素を回避できてはじめて成功する。』ということです。

感想やレビューは、あなたの治ることへの期待感を高めるにはとても効果的です。

代替医療や健康食品は、おそらくは期待感というのは、治ることに大きな影響を与えます。

なぜなら、期待感は治るのに効果を発揮するからです。

事実、期待感が代替医療や健康食品の、効果を左右することが研究で分かっています。(これについては、また今度、記事にします。)

しかし、その一方で心の片隅に、アンナ・カレーニナの原則をとどめておくのも大切です。

たとえば、

ヒアルロン酸を飲んで膝が良くなったという感想を言っている人は、ヒアルロン酸を飲むだけなく、固くなった筋肉をストレッチしたり、弱った筋肉をトレーニングするという努力を行っているかもしれません。

もしくは、美容鍼で若返ったという人は、美容鍼を受けたのをきっかけに、睡眠時間を見直したり、運動を始めたり、食事に気を付けるようになったのかもしれません。

もちろん、施術や健康食品の単発でうまくいく場合もありますが、うまくいかない場合は他の条件も考えてみるのが賢明です。

アンナ・カレーニナの原則を思い出すことで、すべての人が治るような魔法の薬やゴッドハンドも存在しないことに気づけて、盲信することで起こる思考停止を回避できます。

結局、ゴッドハンド治療院で腰痛を治す場合どうすればいいか?

結局、ゴッドハンド治療院で腰痛を治す場合どうすればいいか?

はじめに述べた友人に紹介してもらったゴッドハンド治療院で、あなたがなかなか腰が良くならない場合、どうすればいいか?

それは、なるべく紹介してもらった友人と条件を同じにすればいいかもしれません。

友人がゴッドハンド治療院で治療を受けたという条件は、あなたの友人が腰が良くなった条件の一つに過ぎません。

そのため、あなたの友人が腰が良くなった条件は他にもあるのかもしれないので、友人の生活習慣の中身を聞いたりして参考にするといいです。

たとえば、その友人は、30分くらい歩いて通勤しているかもしれないし、風呂上りに股関節をストレッチしているかもしれない、はたまたデスクワーク中の姿勢にも気を配っているかもしれません。

友人は、ゴッドハンド治療だけでなく、それらの条件がそろうことで1回で腰が痛くなったかもしれません。

とはいえ、年齢や、職業など変えることができない条件はありますが、可能な限り腰が楽になるための条件をそろえるとその分、慢性腰痛が治る可能性は高まります。

大切なのは、一つの条件が上手くいかないことにがっかりする前に、他の条件を考えてみることです。

そして、往々にしてその治るための条件は、あなたの生活習慣に隠れていることもあります。

もしかしたら、そこにあなたの腰痛がよくあるためのヒントが隠されているかもしれません。

当ブログも、そんなヒントにしてもらえればと思います。

もちろん、僕のところに治療に来て下さった方には、生活習慣上のアドバイスやセルフケアを、僕がわかる範囲でお伝えします。

まとめ

アンナ・カレーニナの法則やシャレド・ダイアモンド氏の野生動物の家畜化の条件の事例から考察すると、慢性症状をなおすための、次のような教訓を得ることができました。

慢性症状を治そうとする場合、体が治るための条件はたくさんあるので、一つに絞れることの方が少ないかもしれません。

そのため、いろいろな治るための条件を可能な限りそろえると、慢性症状が良くなる可能性が高まります。

 

参考文献:<銃・病原菌・鉄|シャドレ・ダイアモンド著>

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