あなたのミカタ♪”自律神経”について語ってみます。

今回のテーマは、自律神経です。

自律神経についての、概要について知りたい人は、この記事をご覧ください。

ひがし

こんにちは。

熊本の鍼灸整体師のひがしだいすけです。

簡単に自己紹介します。

僕は、鍼灸整体師(鍼灸師・柔道整復師)という肩書きで、日々の活動をしています。

そのため、施術とアドバイスを通して、体の不調や悩みを抱えている人の回復をサポートしています。

積み重ねた知識や経験をもとに、役立ち情報や考え、日々のあれこれをブログにつづります。

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僕の鍼灸整体という職業上、よく患者さんに

「自律神経ってなんだ?」

と聞かれるので、簡単に解説してみます。

合わせて自律神経から見た、健康への教訓みたいなものをちりばめてみました。

結論を言うと、

「自律神経が、生活習慣や外部環境から、あなたの体を守るために、あなたにとっては不快な症状が出ている場合もあります。

そのため、その症状を消そうとする以前に、自律神経が乱れる原因を見つけて、原因を改善できるような生活を心がけてみてください」

という内容です。

さらに、記事を読んでもらえると、

そもそも、自律神経とは?

どういった体の症状が自律神経と関係があるのか?

自律神経も、半自動と全自動がある

食事と自律神経の関係は?

といったようなこともわかりますので、もし興味があれば、続きも読んでもらえると嬉しいです。

それでは、どうぞ!

自律神経とは

自律神経とは

自律神経は、交感神経と副交感神経から成ります。

交感神経は、活動の神経と言われ、主に、我々が運動、仕事、勉強や趣味に集中する際に働きます。

逆に、副交感神経は、リラックスの神経で、就寝時、食事の時、排便時などに働きます。

両者は、互いに逆の作用があり、シーソーのような関係です。

つまり、交感神経が高まると、副交感神経は弱くなり、活動的になります。

逆に、副交感神経が高まると、交感神経が弱まり、リラックスします。

自律神経は不随意神経

自律神経は、不随意神経とも言われています。

不随意とは、自分の意志で操作できないということです。

対して、随意神経は、自分の意志で操作できます。

 

たとえば、あなたが、ランニングをしていることを想像してみてください。

あなたは、まずは靴を履いて、はじめは軽いウォーキングから、徐々にスピードを上げて走り出すとします。

この一連の流れは、すべてあなたの意志に沿った動きであるため、すべて随意神経による働きです。

あなたがランニングをはじめようと思い立った瞬間に自動で筋肉が動き続けて、いつのまにかランニング済んでたことなんてないはずです。

靴を履き、軽いウォーキングをして、徐々にスピードを上げる、という一連のルーティンを、あなたの意志で実行します。

そのため、途中で雲行きが怪しくなり、雨が降りそうなときは、

「やっぱり、やめよう」

とランニングを中止することもできます。

 

そして、無事に雨も降らずに、あなたは、ランニングを続けることができたとします。

ランニングを続けると、今度は、次第に汗がとめどなく流れ、呼吸が荒くなってきました。

この二つの反応は、不随意神経(つまり、自律神経)が関係しています。

すべてが自律神経の全自動的な反応

すべてが自律神経の反応の場合

次第に汗がとめどなく流れるのは、すべて自律神経の反応です。

あなたは、走っている際に、汗を止めることができません。

そのため、

「目に汗が入ってうっとうしいなー。しょうがない、汗を止めようか」

と思い、口を閉じるがごとく、汗の出口である汗腺を閉じるなんてことは、不可能です。

もし、仮にできたとしたら、発汗がない分、今度は体温が上昇してしまい、たちまち、あなたの体温は40度を超えてしまうでしょう。

そうなると、あなたの細胞は、その温度に耐え切れずに死滅してしまいます。

つまり、あなた自身に完全なる死が待っています。

あなたの強い味方である自律神経は、あなたが死んでしまわないように、体温を調整するために汗を自動的に出してくれているのです。

 

あなたが、安全に、発汗という不快な症状を止めようと思った場合、おそらくは、走るのやめる以外に方法はありません。

自律神経は、絶妙な働きをして、あなたの体を守っています。

汗という不快な症状は、実は、あなたを守るための反応なのです。

もしかしたら、日常で起こるような不快な症状や痛みは、ランニング中の汗のように、自律神経によるあなたを守るための反応だったりもするのかもしれません。

あなたは、仕事でバタバタして、日常生活でも走りすぎていませんか?

走りすぎた生活を、少し歩く程度にすると、不快な自律神経の反応もなくなるかもしれません。

半分が自律神経の半自動的な反応

半分が自律神経の反応の場合

ランニング中の汗に対して、呼吸はどうでしょうか?

呼吸は、汗と違って、ランニング中に調節することができます。

たとえば、あなたがランニング中に荒くなる呼吸を、苦しみながらも、止めようと思えば、止めることができます。

または、不規則な呼吸を、意識的にリズムよく整えることもできます。

このように、汗と違って、呼吸の場合は半分は自律神経という不随意神経により操作されるけど、半分は自分で調整できる随意神経で操作することもできます。

そして、呼吸筋は、不随意神経(=自律神経)でも随意神経でも動くので、あなたの意志により、呼吸を介して自律神経を整えることもできます。

ということは、深呼吸をすると落ち着くのは、気持ちの問題だけではなく、実は自律神経を自分で調整していることになるのかもしれません。

イライラしたり、不安で心臓がバクバクするときは、ゆっくり深呼吸して、自分で自律神経調整をすることができます。

 

自律神経の乱れを調整する方法は、さまざまあります。

詳しくは、下の記事をご覧ください。

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食事中も、ほとんどが自律神経の作用

食事中も、ほとんどが自律神経の作用

食事で働いてくれる内臓の働きも、また自律神経の作用です。

 

まずは、食事の際のあなたをイメージすると分かりやすいです。

たとえば、もしあなたが、一日の仕事を終えて自宅でとてもおいしそうなステーキを食べるとします。

腹が減って仕方がないあなたは、ステーキを見ると、どのような反応があるでしょうか?

 

おそらくは、まずは、口の中に唾液が充満すると思います。

これも、あなたが、自分の意志で唾液を出そうとしなくても、あなたがステーキを見て、

「おいしそうだ、食べたいなー」

など考えるだけで、自律神経は、あふれんばかりのヨダレを自動的に、あなたの口の中に提供してくれます。

つまり、自律神経は、あなたが、ステーキを見るだけで、ステーキを飲み込みやすいように準備してくれるのです。

なんと、便利なことでしょう。

 

次に、ステーキをナイフで切って、口の中に運び、その肉を咀嚼(そしゃく)して、飲み込むまでの流れは、あなたの意志によって起こる随意的な体の反応です。

飲み込んだ後に、喉を通過して内臓に到達した後は、どうでしょうか?

おそらくは、飲み込んだ後は、あなたの意志ではどうすることもできなくなると思われます。

つまり、物を飲み込んだ後の内臓の働きは、すべて自律神経による働きになります。

そのため、あなたがもし、

リスが、頬に食物をため込むように、

「明日の分まで、食事を胃の中に、保存じておこう」

と、仮に考えたとしても、おそらくはできないことでしょう。

 

仮に、できたとしたら、

あなたが、胃の中に食べ物を保存していたのを1週間ほどすっかり忘れてしまい、食べ物が胃の中で腐ってしまうという失態を犯してしまうかもしれません。

そうなると、時間差で胃が痛くなってしまい、

「くそ!1週間前に食べたステーキが、胃の中で腐って、腹が痛い」

と、苦しむかもしれません。

当然ながら、そんなことは起こり得ません。

なぜなら、自律神経のおかげで、1週間前の食べ物が胃の中に残ることがないように、食べたものは、すぐに自動で、下へ下へと流してくれるシステムになっているからです。

食事は、リラックして食べよう

食事は、リラックスして食べることが、健康の上では推奨されています。

なぜなら、リラックスせずに食べると、消化に悪いからです。

なぜ、消化に悪いのでしょう。

それは、ほとんどの内臓は、自律神経の内の副交感神経(リラックス神経)が高まることで、動くからです。

つまり、副交感神経が、交感神経よりも高まる(「優位になる」などと言います。)ことで、内臓が動くようになります。

そのため、リラックスできないと、胃が動きません。

胃が動かないと、食事をうまく消化できないので、消化に悪いと言えます。

忙しいあなたも、食事くらいはリラックスして食べられた方がよさそうです。

 

まとめ

自律神経は、あなたの乱れた生活習慣、ストレス、働きすぎによってあなたの体がダメージを受けないようにあなたの体の機能を調整します。

そのせいで、あなたにとっては不都合で不快な症状が現れてしまうこともあります。

しかし、そういった症状はすべてが悪いものではなく、

自律神経が、生活習慣や外部環境から、あなたの体を守るために、あなたにとっては不快な症状ではあるれども、そうする必要があって起こしている場合もあります。

そのため、その症状を消そうとする以前に、自律神経が乱れる原因を見つけて、原因を改善できるような生活を心がけてみるのが賢明かもしれません。

 

参考文献

<やさしい自律神経生理学|鈴木郁子・著>

やさしいと書いてありますが、かなりマニアックなところまで自律神経の説明をしている本です。

それでいて、難解な自律神経を分かりやすく伝えてくれます。

さらに、本格的に自律神経を学びたい人には、すばらしい本だと思います。

 

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