今回のテーマは、人生を生きやすくなるするために、「嫌われる勇気」をオーディオブックで聞いて考え方を変える試みについてです。
嫌われる勇気の要点や、嫌われる勇気をオーディオブックで聞くメリットを知りたい人は、この記事をご覧ください。
こんにちは。
熊本の鍼灸整体師のひがしだいすけです。
簡単に自己紹介します。
僕は、鍼灸整体師(鍼灸師・柔道整復師)という肩書きで、日々の活動をしています。
そのため、施術とアドバイスを通して、体の不調や悩みを抱えている人の回復をサポートしています。
積み重ねた知識や経験をもとに、お役立ちセルフケア情報をブログにつづります。
生きていくうえで、生きづらさというのは、ストレスが溜まる原因の一つですよね。
たとえば、
- 過去の後悔やトラウマ
- 他人の目が気になる
- 人生が計画通りにいかない
以上の悩みを抱えていると、ネガティブな感情も抱きやすく、ストレスが溜まりやすいですよね。
そこで、「嫌われる勇気」を繰り返し読んだり、オーディオブックで聞いてみると、生きづらいという悩みの解決の糸口が見つかるかもしれません。
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「嫌われる勇気」とは
嫌われる勇気の始まりの部分を簡単に説明します。
「嫌われる勇気」は、哲人と青年の問答形式で物語が始まります。
青年は、自分にコンプレックスを抱えています。
冴えない、今の自分から変わりたい、でも変われない。
自分は、不幸である
など、世の中や自分自身の生き方に不平や不満を持っています。
つまり、生きずらい人生を歩んでいる青年です。
それに対して、
哲人は、
- 人は変われる
- 世界はシンプルである
- 誰もが幸せになれる
という哲学を唱えている哲学者です。
哲人が唱える、哲学はアドラー心理学という心理学に基づいています。
青年は、そんな哲人の理想論が気に入らなくて、論破するために哲人を訪ねるところから物語がはじまります。
以降は、哲人と青年の問答で物語が展開していきます。
この問答の中に、
- 過去の後悔やトラウマ
- 他人の目が気になる
- 人生が計画通りにいかない
による悩みへの解決の糸口となる考え方や思想が語られています。
簡単に、説明します。
「嫌われる勇気」で語られる、過去の後悔やトラウマからの解放
アドラー心理学では、過去のトラウマの存在を否定しています。
「嫌われる勇気」では、目的論という言葉で説明されています。
目的論の反対語に、原因論があります。
両者を比較すると分かりやすいです。
原因論とは・・・
原因論が、まさにトラウマ的な考え方になります。
たとえば、あなたが家に引きこもっていたとします。
そして、あなたは過去に親からひどい虐待を受けて、その虐待の心の傷が原因で外に出るのが怖いと考えています。
そのために、外に出ることができないというわけです。
この考えが、原因論になります。
つまり、過去の虐待が原因で、現在の引きこもりの状況にあるわけです。
しかし、アドラー心理学では、この考えの矛盾を指摘します。
その矛盾点とは、
過去に虐待を受けた人は、みんな引きこもっているのか?
という点です。
過去に虐待を受けても、立派に働いている人もいます。
虐待が原因なのであれば、全員が家にひきこもらないと説明がつかないというわけです。
つまり、あなたが家に引きこもっていることについて、過去は関係ないということです。
では、なぜ家に引きこもっているのか?
それを、説明するのが目的論になります。
目的論とは・・・
目的論とは、現在の状況を達成する目的のために、今の感情を作り出しているという考え方です。
先ほどの、あなたが家に引きこもった例で説明します。
原因論が、過去の虐待による心の傷で、外に出るのが怖いから、家に引きこもっているということでした。
対して、目的論は、
外に出たくない目的を達成するために、恐怖や不安の感情を作り出している
という考え方です。
なぜ、外に出たくないのかは、人それぞれですが・・・
たとえば、外に出てしまと、たちまち、自分は注目されなくなってしまいます。
それが、家の中に引きこもってさえいれば、両親や家族が心配してくれて、自分に注目してくれます。
「嫌われる勇気」の物語では、青年は、この考え方に激しく、反発します。
あなたは、物語を読むことで、どのように感じるでしょうか?
僕も、過去記事でアドラー心理学についての考察をまとめました。
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「嫌われる勇気」流の他人の目が気にならない方法
他人の目が気になる人に対しては、アドラー心理学では、承認欲求を否定することを説きます。
承認欲求とは、他人に認められたいという欲望です。
われわれは、他人に認められることで、自分の価値を信じることができるので、他人に承認されることを求めて生きています。
しかし、他人に承認されることを求めてしまうと、他人の価値観に支配された人生を歩むことになり、非常に生きずらい人生を歩むことになってしまいます。
他人の承認を求めずに生きるには、次のような考え方が重要です。
ということです。
つまり、自分は自分だし、他人は他人というわけです。
これは、さらに「課題の分離」という言葉で語られています。
課題の分離
課題の分離とは、
たとえば、あなたが子どもを持つ親だと想像してみてください。
子どもは、ユーチューバーになりたいという夢を持っています。
あなたは、ユーチューバーという経済的に不安定な職業を目指す子どもの将来が心配になり、安定した給料がもらえる公務員を目指すように言います。
それでも、子どもは、ユーチューバーになりたいと言います。
あなたは、子どもがユーチューバーになりたいことが気に食わず、口論になってしまいます。
この状況は、課題の分離ができていない状況になります。
この時、あなたが、課題の分離を守って親の務めを果たす場合、子どもにアドバイスはできるけど、その結果、子どもがどうするかは、子ども決めるべきことだということになります。
なぜなら、ユーチューバーになった場合の子どもの将来も、公務員になった場合の子どもの将来も、すべて子どもが負う結果になるからです。
つまり、これが子どもの課題だというわけです。
そして、自分がユーチューバ―になりたい子どもの意見と、子どもが公務員になってもらいたい親の意見は、どちらが正解かどうかはわからないのです。
このように、人間には、それぞれが受け持つ課題があり、それを分離して考えて、他者の課題には足を踏み入れないことが大切であるというのが、アドラー心理学の考え方です。
人生が計画通りにいかないのは当たり前
人生が計画通りにいかないという悩みは、人生が計画通りにいくことを期待しているから、起こる悩みです。
アドラー心理学の人生設計への考え方を、「嫌われる勇気」から引用します。
- われわれは、「いま、ここ」にしか生きることができない
- 計画的な人生など、それが必要か不必要かという以前に、不可能
- 人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那
- ダンスを踊っている「いま、ここ」が充実していれば、それでいい
- 目的地は存在しない
- 「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ
いずれも、とてもシンプルで同じことを主張しています。
つまり、
先のことを考えずに、今を生きよう
ということです。
とはいえ、一般的に考えると、人生設計は、大切ですよね。
将来の備えも必要です。
最近のニュースを見ると、老後の経済的な問題も考えてしまいます。
でも、もし、このアドラー心理学の考え方に沿って生きるとすれば、今のことだけを考えて生きてよいことになります。
つまり、人生が計画的にいかないという悩み自体が存在し得なくなりますね。
僕は、このアドラー心理学の考え方を採用して生きています。
その結果、毎日が充実していて、楽しいです。
あなたは、「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てる生き方を、どう思います?
「嫌われる勇気」を要約しましたが、もし興味があれば、読んでみてください。
あなたのストレスとなっている悩みや不安への解決への糸口が見つかるかもしれません。
活字が苦手な人は、オーディオブックで読んでみるのもおすすめです。
ちなみに、今に集中するという成功哲学を説いた書籍に、「仕事は、楽しいかね?」があります。
「嫌われる勇気」を無料オーディオブックで聞くメリット
「嫌われ勇気」は、問答形式で書かれているので、哲人と青年のやり取りを臨場感たっぷりで聞くことができます。
特に、青年の感情のこもった読み聞かせは、聞き手の心を揺さぶります。
「嫌われる勇気」は、何回か読まないと、もしかしたら、内容が理解できないかもしれません。
少し、難しいのです・・・
僕は、からこれ5回以上は読んでいると思います。
最近は、もっぱらオーディオブックで聞くようになりました。
オーディオブックだと、通勤中や、簡単な作業中に一緒に効くことができるので、便利なんですよ。
すきま時間を積み重ねると、何回も「嫌われる勇気」を聞くことができるので、内容を理解できるようになります。
活字が苦手な場合は、オーディオブックで、「嫌われる勇気」を繰り返し聞くのも、ありだと僕は思います。
しかも、はじめてAmazonオーディブルを使う人は、無料で「嫌われる勇気」が手に入りますよ。