片方の腕がしびれるのはストレスのせい?その他に考えられる原因も紹介!

片方の腕がしびれるのはストレスがせい?その他に考えられる原因も紹介!

この記事では、次の疑問にお答えします。

「片方の腕がしびれるのはストレスのせい?」

「他にも原因が考えられる?」

片方の腕だけがしびれる場合、ストレスが原因とは考えにくいです。

なぜならストレスが影響する腕のしびれには自律神経が影響するからです。

自律神経が影響する場合、片方ではなく両方の腕がしびれると考えられるし、さらに腕のしびれいがいにもさまざまな症状が現れる特徴があります。

この記事では、片方の腕がしびれる場合にストレスが原因とは考えにくい理由や考え得るその他の原因について解説します。

片方の腕がしびれる場合の対処法についても解説するので、参考にしてください。

このページを書いた人

東 大輔(ひがし だいすけ)

熊本県熊本市出身・在住の柔道整復師、鍼灸師。

ひがし鍼灸整体院の代表を務める。

臨床歴約10年で鍼灸と整体施術により、健康に悩む人の回復をサポート。

詳しい自己紹介はこちら

目次

片方の腕がしびれる場合、ストレスが原因とは考えにくい理由

片方の腕がしびれる場合、ストレスが原因とは考えにくいでしょう。

ストレスで腕がしびれるのは、自律神経のなかの交感神経が優位になって血管が収縮するからです。

自律神経は全身の機能を制御する神経であるため、血管の収縮が片腕だけに起こるとは考えにくいのです。

そのためストレスが原因で腕がしびれる場合、両方にその症状が現れると考えるのが妥当でしょう。

また腕のしびれにストレスが関係している場合、腕のしびれ以外にも頭痛や耳鳴り、めまい、不眠、イライラなどさまざまな症状が現れるのも特徴です。

片方の腕がしびれるだけだと、ストレス以外の原因が考えられるので注意してください。

片方の腕がしびれる場合に考えられるストレス以外の原因

片方の腕がしびれる場合、次のような原因が考えられます。

  • 脳梗塞
  • 頚椎症
  • 胸郭出口症候群
  • トリガーポイント

それぞれについて解説します。

脳梗塞

脳梗塞は血管がつまっている状態で、命の危険もあるのですぐに脳神経内科や脳神経外科を受診しましょう。

片腕のしびれだけではなく、下記のような症状が現れている場合は脳梗塞の危険性があります。

  • 体の片側がしびれたり、麻痺したりしている
  • 体の片側に力が入らない
  • 言葉が出てこない、ろれつが回らない
  • 体がふらふらする
  • めまい、吐き気がある
  • 物が二重に見える

頚椎症

片方の腕がしびれる場合、頚椎症の可能性も考えられます。

頚椎症とは加齢などにより、椎間板が盛り上がったり、骨のトゲができたりして神経が圧迫されている状態です。

首を後ろに曲げるとしびれが強くなることがあります。

片側の肩から腕、手にかけてしびれを感じます。

最近はスマホやノートパソコンの使い過ぎで頚椎症に…

昨今は、電子機器の普及で頚椎症になって片方の腕がしびれるようになった人が増えています。

スマホやノートパソコンは首を曲げて画面を見るような姿勢になりがちです。

その結果、ストレートネックになり頚椎症になるリスクが高くなります。

ストレートネックとは、本来はカーブしている首の骨がまっすぐに変形した状態を指します。

次の記事では、ストレートネックやスマホ首について解説しているので、参考にしてください。

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群とは、胸郭の出口付近で神経が圧迫されて腕がしびれる症状です。

神経が圧迫される部位に応じて、斜角筋症候群や肋鎖症候群、小胸筋症候群(過外転症候群)に分類されます。

片方の腕がしびれる原因「胸郭出口症候群」

胸郭出口症候群は、徒手検査を行うとある程度判別できます。

トリガーポイント

トリガーポイントとは、痛みの原因となる筋肉のこりです。

肩や腕にトリガーポイントができると、腕全体に痛みやしびれを感じることがあります。

たとえば、肩甲骨にある棘下筋と呼ばれる筋肉にトリガーポイントができると次のように腕全体の症状につながります。

片方の腕がしびれる原因「トリガーポイント」
出典:THE MUSCLE&BONE PALPATION MANUAL

上の画像では、バツ印がトリガーポイントで赤い部分が痛みやしびれを感じる箇所です。

画像からも、肩のトリガーポイントで腕全体に痛みやしびれが広がることがわかります。

次の記事では、トリガーポイントについて詳しく解説しています。

腕にしびれをかんじたときの対処法

腕にしびれを感じたときは、まずは病院を受診しましょう。

さらに、病院の治療を受けるサポートとして鍼灸を受けるのもおすすめです。

病院を受診する

病院を受診して、レントゲンやMRIなどの検査を受けて片方の腕がしびれる原因を調べてもらいましょう。

脳梗塞以外であれば、まずは整形外科を受診するとよいでしょう。

とくに頚椎症の場合、病院でレントゲンを撮らないと原因を確定できません。

しびれがひどいときは、医師に診断書を書いてもらって仕事を休む必要があるので、腕のしびれがある場合ははじめに病院を受診することをおすすめします。

鍼灸を受ける

病院で処方される鎮痛薬が効かない場合は、鍼治療を受けると痛みが楽になることがあります。

鍼は鎮痛効果を期待できる施術です。

腕のしびれを治療した経験のある鍼灸師に施術を依頼して、痛みやしびれを楽にするのもおすすめです。

片腕がしびれる場合はストレス以外に原因がある

片腕がしびれる場合はストレス以外の原因が疑われます。

放っておくと悪化する可能性があるので、まずは病院を受診して原因をはっきりさせしょう。

病院で処方される鎮痛薬が効かない場合は、鍼施術を受けるのもおすすめです。

熊本ひがし鍼灸整体院では、片腕のしびれに対する鍼施術も行っていますので、お困りの場合はどうぞご相談ください。

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この記事を書いた人

熊本県熊本市出身・在住の柔道整復師、鍼灸師。
ひがし鍼灸整体院の代表を務める。
臨床歴約10年で鍼灸と整体施術により、健康に悩む人の回復をサポート。
医師のコラム記事を代筆したり、健康関連のWebメディアに寄稿したりする活動も行っている。
プライベートでは3人娘の父
詳しくは下記をご覧ください。
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