【保存版】Webライター講師がサンプル記事の書き方を徹底解説!ポートフォリオ代わりに使える

本記事では、サンプル記事の書き方について詳しく解説します。

サンプル記事とは、クラウドソーシングサイトにある案件に応募する際に、自分の文章力をアピールするための記事。

筆者はWebライター講師を務めていますが、まずは受講生にサンプル記事を作成してもらうことが多いです。

そのようにすると、クラウドソーシングに応募した際に、依頼を受けやすくなるのです。

「なかなか文字単価1円以上の案件を獲得できない」と悩んでいる方は、サンプル記事を作成してみてはいかがでしょうか?

本記事では、次の内容をお伝えします。

  • サンプル記事の概要
  • サンプル記事の書き方の手順
  • 提案文でサンプル記事を紹介する方法

サンプル記事を作ると、初心者Webライターでも高単価案件を獲得しやすくなります。ぜひ、参考にしてください。

ひがし
現役Webライター講師のヒガシがお届けします!

筆者が作成したUdemyの動画講座では、ここに書かれている内容以上に、サンプル記事の書き方を詳しく解説しています。

2時間半のボリュームで、初心者でもわかるように具体的にお伝えしていますので、よろしければチェックしてみてください。

【Udemy】サンプル記事の作成方法

Webライターはサンプル記事の作成からはじめよう!

初心者Webライターはサンプル記事の作成からはじめることをおすすめします。

しっかりとサンプル記事を作成して、それをクライアントにアピールすると、案件を依頼されやすくなるのです。

ここでは、サンプル記事の概要について解説します。

サンプル記事を書くとWebライティングの案件を獲得できる

サンプル記事を書くと、Webライティングの案件を獲得しやすくなります。

サンプル記事をポートフォリオ代わりにして、クライアントに対して自身のスキルを効果的にアピールできるからです。

とくに文字単価1円以上の案件は、ライバルのWebライターが多いため、サンプル記事を作成して効果的に自分をアピールしましょう。

ひがし

実際に筆者は、受講生にサンプル記事の作成からはじめてもらうことが多いです。

その経験からも、サンプル記事の効果を実感しています。

サンプル記事はなんに書いてもOK

サンプル記事は、なんに書いてもOKです。たとえば、次のツールを使って書くとよいでしょう。

  • Googleドキュメント
  • Word
  • WordPress(ブログ)
  • Note

筆者はとくに、Googleドキュメントをおすすめしています。

なぜなら、実際に記事を納品する際にもGoogleドキュメントを利用することが多いからです。Googleアカウントを持っていれば、無料で使えます。

試しに、Googleドキュメントにサンプル記事を書いてみてはいかがでしょうか。

自分の好きな分野でサンプル記事を作成する

サンプル記事は自分の好きな分野で作成するとよいでしょう。

作製するサンプル記事の分野を決める方法には、インスピレーションに頼る方法と、クラウドソーシングで検索する方法があります。

インスピレーションに頼る

自分の仕事や趣味、経験などを考慮して、直感で書きたい分野を選ぶとサンプル記事が書きやすいです。

とくに本職に関連した専門性の高いサンプル記事を作成すると、クライアントから高評価を得やすくなります。

案件獲得にもつながりますので、おすすめの方法です。

クラウドソーシングで検索

クラウドソーシングで案件を検索して、自分が応募したい案件を探すのもおすすめです。

Webライターの仕事は分野ごとに、文字単価の高低や案件数に違いがあります。そこでクラウドソーシングサイトで検索して、市場調査をするのもよいでしょう。

文字単価が高い、あるいは案件数が多い分野でサンプル記事を書くと、その分野についての知見を蓄えられます。

Webライターとして、今後の活動にも有利になる可能性があるため、一度クラウドソーシングで案件を検索してみてはいかがでしょうか。

良質なサンプル記事を作成しよう!9ステップで解説

良質なサンプル記事を作成しよう!9ステップで解説

サンプル記事はクライアントから評価される良質な記事に、仕上げる必要があります。ここでは、良質なサンプル記事を作成するための方法を9ステップで解説します。

ひがし
実際に筆者が受講生に指導している方法ですので、ぜひ参考にしてください。

キーワードを決める

まずは自分の好きな分野で、キーワードを決めましょう。キーワードとは、インターネットで調べ物をしたい人が検索窓に入力する単語です。

読者に記事を読んでもらうことを想定して、読者の悩みや疑問を解決できるようなサンプル記事を作成してください。

次の例を参考にしてください。

健康関連→腸内細菌 食べ物
転職関連→面接 コツ
子育て→ワーママ スケジュール
ペット関連→犬 熱中症

ターゲットを設定する

ターゲットとは想定読者のことです。ターゲットを設定すると、特定の読者層に読まれる記事になります。

クライアントから記事を依頼される場合も、ターゲットを意識して記事を書きます。サンプル記事でも実践と同じように、ターゲットを設定して執筆をすすめましょう。

同じ検索キーワードでも想定読者が変わることで、知りたい内容も次のように変わります。

「腸内細菌 食べ物」で検索する人の場合…
子どもをもつ母親→腸内細菌の子どもへの影響を知りたい
20代の独身女性→腸内細菌の美容への影響を知りたい
年配の男性→腸内細菌で健康を保つ方法を知りたい
ひがし
読者の悩みに応えることが、Webライティングの目的です。そのためターゲットによって、好まれる記事の内容も変化するんですよ。
実戦さながらの良質なサンプル記事を作成する場合は、ターゲットも意識して記事を作成するとよいでしょう。

上位記事を調べる

次に、キーワードを検索窓に入力して検索してみてください。その後、検索の上位に表示され記事を開いて調べてみましょう。

1ページ目に表示される記事の少なくとも5記事くらいは、チェックするとよいでしょう。上位記事を調べたら、その内容を簡単にメモしてくださいね。

「腸内環境 食べ物」の検索結果の上位記事に書かれていた内容

  • 腸内環境を整える食事内容
  • ダイエットと腸内環境の関係
  • 腸内環境を整えるのは乳酸菌と食物繊維
  • 腸内環境を整えるための食事方法
ひがし

上位記事を調べる目的は、記事に書く内容について大まかな方針を決めることです。

そのため例のように、簡単なメモで構いません。

構成を作成する|ひな型と3パターンの書き方を解説

構成のテンプレート

Webライター用サンプル記事の構成は、上記をひな型に作成するとよいです。上位記事をリサーチした内容をもとに、見出しの順番や文言を考えてみてください。

構成の書き方には次のパターンがあるので、参考にしてください。

  • 時系列に沿って並べる
  • 上位記事を意識する
  • PREP法に沿って並べる

ここでは筆者が実際に作成した記事を示しながら、構成の書き方について解説しますね。

時系列に沿って並べる

たとえば、過去や現在、未来があるような話題だと時系列に並べて構成を書いた方が読者に伝わりやすいでしょう。

また何かの手順を示すような内容も、時系列で書いた方がわかりやすい記事になります。

たとえば、Webライターの始め方について次の記事は、手順に沿って解説しています。

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ひがし
記事内の見出し「Webライターの始め方を9つの手順で紹介」の部分では、手順に沿って説明していますよ。

上位記事を強く意識する

上位記事を強く意識して構成を作成することもあります。(おそらく、筆者はほとんどこのやり方で構成を作っています。)

上位記事はSEO上、読者のニーズを掴んでいるから、上位表示される傾向にあります。つまり上位に表示される記事は、検索した人に読まれる記事としてお手本になるのです。

たとえば次の記事は、上位表示された記事をとくに強く意識して作成しました。

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上位記事の出だしの多くが「Webライターがきつい理由やエピソード」だった点を強く意識しました。

その後は「きつい時期を乗り越える方法や楽しいエピソード」が続きます。最後は他の記事とは異なる内容にして、独自性も盛り込んでいます。

すべて同じ構成にすると、同じような記事になるため、独自性を盛り込むことも大切です。

ひがし

「Webライター きつい」の対策キーワードで記事を執筆しましたので、検索して比べてみてください。

上位記事の前半がほぼ同じような内容になっていることがわかりますよ。

PREP法に沿って並べる

PREP法とは、次の手順で文章を書く方法です。

  • Point :結論や主張
  • Reason :理由
  • Example:具体例
  • Point :結論や主張

構成でPREP法を意識すると、記事の内容が読者に伝わりやすくなります。

筆者は記事全体で主張したいことがあるときは、PREP法を意識します。たとえば、次の構成案の作り方を解説する記事はPREP法を意識した構成なので、参考にしてください。

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【Webライター必見】クライアントに評価される構成案の書き方をテンプレート付きで解説

上記の記事では、次のように記事を構成しています。

  • P(主張):「構成案はしっかりと作成すべきだ!(しっかりをより具体的にするために8割完成と表現しています。)」
  • R(理由):「構成案を作成すべき理由はこれだ!(理由を3つ解説しています。)」
  • E(具体例):「具体的には、こんな構成案を書くとよいですよ(テンプレートや書き方、作成手順を解説しています。)」
  • P(主張):「メリット3つあるから、構成案はしっかり書こう(見出しでは「構成案で記事を8割完成させよう」にしています。)」
ひがし
ぜひ、PREP法を意識して構成案の作り方に関する記事を読んでみてくださいね。

本文の内容をリサーチする

見出しを整えたら、本文の内容をリサーチしましょう。サンプル記事の内容をリサーチする場合は、インターネットで得られる情報のみで十分。

文字単価1~2円の案件の場合、多くはインターネットで得られる情報のみで記事を書くことが多いのです。

クライアントも、インターネット上の情報をまとめる力が確認できるようなサンプル記事を求めていると考えられます。

構成で考えた見出しの下に箇条書きでまとめておくと本文が書きやすくなります。

本文を書く

次に本文を書きましょう。本文を書く際は、インターネット上で読者が読みやすくなることを意識してください。

たとえば筆者は、次の点を意識しています。

  • 冗長表現を減らす
  • 1文字を40~60文字程度にする
  • 1つの見出し内の文章は、400文字以内にする

最近はスマホで記事を読まれることが多いです。そのため、クライアントもスマホの小さな画面でも読みやすい文章を求めています。

サンプル記事もぜひ、スマホで読みやすい文章で仕上げてみてください。次の記事では本文の書き方を詳しく解説していますので、参考にしてください。

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まとめを書く

まとめには、全体を要約した内容を書くとよいでしょう。さらに最後は、主張や結論、読者に行動を促すような書き方で締めると読後の満足感が高まります。

ひがし
検索ユーザーは答えを求めて記事を読んでいるため、最後に主義主張がはっきりしない記事は、読後はやるせない感じになります。
まとめの書き方について詳しく知りたい場合は、次の記事を参考にしてください。
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導入文を書く

まとめをもとに導入文を書きましょう。導入文とまとめは、一貫した内容である必要があります。

とくに、主張や結論の部分で矛盾した点がないように注意しましょう。まとめを参考にしながら導入文を書くと、内容に関する矛盾を防げます。

導入文には次の内容を含めると良いです。

  • 読者への共感(もしくは、社会的な背景)
  • 結論や主張
  • 記事を読むメリット
  • 記事の内容
  • 記事を読んでもらいたい人

導入文には、結論や主張、記事の内容は必ず含めるようにしてください。その他は、できる限り含めるとよいでしょう。

筆者のブログの導入文は、すべて上記を意識しています。

ひがし
サンプル記事を作成する際は、筆者の記事の導入文も参考にしてくださいね。
導入文の書き方について、さらに詳しく知りたい場合は次の記事を参考にしてください。
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タイトルを決める

導入文をもとに、タイトルを決めましょう。検索者はタイトルを見て「この記事いいな~♪」と思ったら、記事をクリックします。

クリック後にはじめに目に入るのが導入文です。

そのため、導入文とタイトルの内容は一致していないと、読者の離脱につながります。クライアントは、記事の顔ともいえる「タイトル」と「導入文」はしっかりとチェックします。

サンプル記事を作成する際には、タイトルと導入文の内容を一致させることを意識してみてください。

ひがし

タイトルは2文構成で書くことが多いですね。

タイトルについても、筆者のブログを参考にしてみてください!

提案文でサンプル記事を紹介しよう!

サンプル記事を作成したら、提案文に記載してクライアントにアピールしましょう。

提案文を作成する場合、サンプル記事の内容と案件のジャンルが異なる場合、次のような1文を添えてクライアントに提出するとよいでしょう。

【提案文でサンプル記事を紹介する方法】

サンプル記事の内容は今回の案件とは異なる分野ですが、私の文章力を確認するためにご参考にしてください。

■サンプル記事のタイトル

(サンプル記事のURL:~)

タイトルも添えておくと、より丁寧な印象をクライアントに与えられますよ。

サンプル記事を作成すると案件獲得につながる!

今回はサンプル記事の作成方法について紹介しました。

サンプル記事を作成すると、クライアントから案件を依頼してもらいやすくなるため、ぜひ実践してみてください。

Udemyの動画講座では、ここに書かれている内容以上に、サンプル記事の書き方を詳しく解説しています。

2時間半のボリュームで、初心者でもわかるように具体的にお伝えしていますので、ぜひチェックしてみてください!

【Udemy】サンプル記事の作成方法