坐骨神経痛の施術方法

こんなことで、悩んでいませんか?
- デスクワークで椅子に座っていると、腰からお尻にかけて痛みを感じる
- 歩く際に、足がしびれて歩行が困難
- 毎年、冬になると腰やお尻が痛くなり、足までしびれる
- 就寝時に、お尻や腰が痛くて眠ることができない
- 腰は痛くないが、お尻と太ももの裏側が痛い
足やお尻にしびれや痛み、筋肉が張った感じがするような症状は坐骨神経痛と言われます。
坐骨神経は人体で最長の神経で、坐骨神経が通るお尻、太もも、ふくらはぎの箇所で血行不良や圧迫、神経が引っ張られるなどの神経に対する障害があると足にしびれを感じます。
痛み眠れない方、歩くとつらい方、デスクワーク中に座っているだけでも痛む方などにとっては、本当につらい症状です。
しかし、適切に施術してセルフケアを行えば、ちゃんと解消できる問題なので心配ありません。
この記事では、ひがし鍼灸整骨院がどのようにして坐骨神経痛を解消に導くのかを解説します。
- なぜ、坐骨神経痛になるのか?
- 鍼や指圧で坐骨神経痛の辛い症状にアプローチする
- 整体で坐骨神経痛の症状の根本原因を整える
- セルフケアのアドバイスで、坐骨神経痛の早期改善と予防
なぜ、坐骨神経痛になるのか?
坐骨神経痛というのは、症状名なので、その神経痛を引き起こしている原因があります。
そして、坐骨神経痛は、上の図のように腰から始まる坐骨神経に沿った部分で、なにか問題が起こることで、痛みを感じます。
問題というのは、主に、筋肉が固くなることによる神経の圧迫、引っ張り、神経周辺の血行不良などがあります。
この坐骨神経の圧迫、血行不良、引っ張られている状態が、どこで起こっているかによって原因がわかれます。
腰が原因の場合
腰に、なにかしらの変形があると腰の血行が悪くなり、坐骨神経痛が起きます。
その代表格は、ヘルニアや脊柱管狭窄症です。
ヘルニアは、30代をはじめ、比較的に若年層に起こりやすいです。
脊柱管狭窄症は、60代以上の高齢者に起こる可能性が高いです。
また、その他にも、腰椎すべり症、腰椎分離症など、腰の骨(腰椎)の変形が原因で坐骨神経痛がおこります。
当院で施術する機会が特に多い、ヘルニアと脊柱管狭窄症について解説します。
腰椎椎間板ヘルニアで坐骨神経痛になる
椎間板という腰の骨のクッション材のような柔らかい組織が外の飛び出すことで、神経を圧迫して足のしびれにつながります。
写真では、骨と骨の間の黄色いものがクッション材で、赤いものが飛び出たものです。
骨のわきから出ている細い線は、神経です。
神経が赤い飛び出たもの(ヘルニア)で圧迫されることで、そこから下の神経が支障を来してしびれや痛みにつながります。
脊柱管狭窄症で坐骨神経痛になる
高齢の方に多く発症しやすいです。
脊柱管は背骨の中央部分を通っています。
脊柱管の中を神経が走行しているため、脊柱管が狭くなると圧迫を受け、血行が悪くなってしまいます。それにより、足の方がしびれたり痛みが出てきたりします。
腰を起こす姿勢や歩行で足の痺れが出るのが特徴です。
逆に、腰を丸めると症状が緩和したりします。
坐骨神経痛の原因が、おしりや太ももにある場合
おしりや太ももに原因がある場合は、おもに筋肉が原因であることが多いです。
筋肉が神経を圧迫したり、筋肉自体が痛くなるなどがあります。
その中でも、筋肉にトリガーポイントと言われる筋肉のこりができることで、坐骨神経痛のような痛みが起こることが多いです。
ここでは、トリガーポイントについて解説します。
坐骨神経痛のようなトリガーポイントによる痛みとは
トリガーポイントというのは、上の図のように痛みを引き起こす筋肉のこりのことです。
上の図の場合、×印が原因となる筋肉のこりの位置で、赤い部分が痛みがでる部分になります。
そして、トリガーポイントで広範囲が痛くなることを関連痛と言います。
トリガーポイントの関連痛は、坐骨神経痛の時に痛みを感る場所に似ています。
トリガーポイントのみが原因の坐骨神経痛の場合は、鍼や指圧で施術をすることで、比較的に痛みが治まるまでが早いです。
まずは、鍼や指で坐骨神経痛の痛みを緩和する
腰、おしり、太もものいずれの原因についても、まずは鎮痛することが最優先です。
鎮痛する場合は、トリガーポイントを見つけて、筋肉のこりを緩めたり、血行を促進します。
鍼で、坐骨神経痛のトリガーポイントを施術する
坐骨神経痛を、なるべく早く楽にする場合、鍼を使って筋肉の深い層までしっかり刺激するのが、最も効率的な方法と考えています。
そのため、まずは痛みを楽にするために鍼施術をするのが第一の選択肢です。
鍼を使うことで、筋肉の奥深くまで、しっかり刺激して緩めることができます。
とはいえ、鍼の刺激が苦手であったり、痛い施術を受けたくない場合は指で施術を行う選択肢があります。
指で、坐骨神経痛のトリガーポイントを施術する
指で施術を行う場合、トリガーポイントを集中して指で押します。
虚血圧迫法といいますが、20秒くらい指で筋肉のこりを押すことで、いったん血流を止めます。
その後、手を反すことで、体が血流をうながそうとする力を促進して、血行を良くすることができます。
その虚血圧迫をなるべく、トリガーポイントだけに行って硬くなってしまった筋肉のこりを緩めていきます。
整体で坐骨神経痛が緩和しやすい体づくりをする
股関節の筋肉が固くて、骨盤の動き悪くなると、上の図のように腰の変形につながります。
腰が変形した状態を持続することで、ヘルニア、脊柱管狭窄、腰椎すべり症、腰椎分離症が起こってしまいます。
つまり、坐骨神経痛を早く解消するには、腰が変形しないように骨盤の動きをよくしたり、正常な位置にしなければなりません。
そのために、大切なのは、股関節の柔軟性と、股関節の前後左右の筋肉同士の強さのバランスをとることです。
股関節と骨盤、腰の変形の関係についてお伝えします。
股関節と骨盤と腰の変形の関係
腰が変形してしまう原因は、股関節周辺の筋肉バランスの乱れが原因でございます。
※側面から見た図
股関節の筋肉は骨盤についています。
股関節の筋肉に柔軟性がなくなると、筋肉の前後や左右のバランスが崩れてしまい骨盤が傾いてしまいます。
または、筋肉が弱くなりすぎるのも腰の変系の原因になります。
骨盤が傾いた状態で生活すると、腰の骨が変形してしまい、ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症などの腰の病気になる可能性があります。
そのため、骨盤についている股関節を柔軟にするために、整体を加えることで、骨盤が動きやすくなり腰の変形も整います。
それにより、ヘルニアや脊柱管狭窄などによる神経痛を楽にする効果が期待できます。
セルフケアのアドバイスで、坐骨神経痛を繰り返さなくする
坐骨神経痛が楽になってきたら、セルフケアのアドバイスを積極的に行います。
セルフケアを実施していただく理由は以下の2点です。
- 坐骨神経痛の症状を、さらに早く楽にするため
- 坐骨神経痛の症状を、今後も繰り返さなくするため
坐骨神経痛の症状を、さらに早く楽にする
アドバイスするストレッチをご自宅で行っていただくことで、坐骨神経痛の治癒を促進することができます。
ストレッチができるようになれば、治療からの卒業もあと少しです。
なお、アドバイスするストレッチは、坐骨神経痛が和らぐにしたがい、段階的に変えていきます。
無理なく行っていただけるストレッチをアドバイスするので、ご安心くださいませ。
坐骨神経痛の症状を、今後も繰り返さなくする
坐骨神経痛が良くなった後も、ご自宅でたまにストレッチを行っていただくことで、辛い坐骨神経痛を繰り返さなくなります。
坐骨神経痛になってしまった原因は、股関節の柔軟性がなくなって腰やおしりに負担がかかってしまったからです。
そのため、正しい股関節のストレッチを十分にしていなかったことや運動不足の生活習慣が原因であるとも言えます。
なにも、しなければ、また坐骨神経痛になってしまう可能性があります。
そこで、ひがし鍼灸整骨院では二度と坐骨神経痛で苦しんでほしくないので、坐骨神経痛が楽になったころに、セルフケアのアドバイスを丁寧に行います。
まとめ
坐骨神経痛を解消するには、次の2つが大切です。
- おしりや太もものトリガーポイント(筋肉のこり)を、しっかりほぐして血行を促進すること
- 股関節の筋肉を柔軟性と強さを取り戻して、腰の変形を改善すること
以上の2つをたっせするために、ひがし鍼灸整骨院では次のことを行います。
- おしりや太もも、腰のトリガーポイントに対して、鍼や指で施術
- 股関節の柔軟性を取り戻すために、股関節をストレッチするような整体
- 股関節の筋肉の柔軟性を高めたり、強化するためのセルフケアをアドバイス
以上が、ひがし鍼灸整骨院の坐骨神経痛を解消する方法の全貌です。