低気圧になると首や肩が痛くなる場合どうする?対策や予防法について解説!

低気圧になると首や肩が痛くなる場合どうする?対策や予防法について解説!

天気が悪いと低気圧になりますが、そのたびに起こる首や肩の痛みに悩まされている人も多いようです。

低気圧は耳の奥にある気圧センサーに影響を与えるため、その結果、自律神経の乱れが助長されることも。

日頃から耳の奥の循環が悪かったり、自律神経が乱れ気味の人は低気圧になると首や肩が痛くなる傾向にあります。

この記事では、低気圧で首や肩が痛くなる理由について解説します。

さらに対策や予防法も紹介するので、参考にしてください。

このページを書いた人

東 大輔(ひがし だいすけ)

熊本県熊本市出身・在住の柔道整復師、鍼灸師。

ひがし鍼灸整体院の代表を務める。

臨床歴約10年で鍼灸と整体施術により、健康に悩む人の回復をサポート。

詳しい自己紹介はこちら

目次

低気圧で首や肩が痛くなる理由

低気圧で首や肩が痛くなるのは、内耳にある気圧のセンサーが低気圧に対して過剰に反応してしまい、自律神経が乱れるからです。

日ごろから耳の周辺や首、肩の血行が悪く頭部の循環がよくない人は、低気圧で首や肩が痛くなると考えられます。

また日ごろから自律神経が乱れがちな人も、低気圧になると首や肩が痛くなります。

低気圧で首や肩が痛いときの対策

低気圧で首や肩が痛い場合は、首や肩、耳周辺の血流を促進すればよいです。

次の方法があるので、試してみてください。

  • 首を後ろに倒してストレッチをする
  • 目と後頭部を温める
  • ツボ押しをする
  • 耳のマッサージをする

それぞれの方法について詳しく解説します。

首を後ろに倒してストレッチをする

首を後ろに倒してストレッチをする方法

日ごろからデスクワークの時間が多かったり、スマホを操作する時間が長かったりする人は、タオルを使って首を後ろに倒すストレッチを行ってみましょう。

デスクワークやスマホ操作は首を前に倒す姿勢を継続させることで首の筋肉が固くなって、それが原因で頭部の血流が悪くなっています。

首を後ろに倒してストレッチすると、首の筋肉を緩められますよ。

血液の循環を促進できるため、低気圧による肩や首の痛みが楽になります。

目と後頭部を温める

日ごろから眼精疲労を抱えている人は、目の疲れによる自律神経の乱れで低気圧による首や肩の痛みを感じやすくなっているのかもしれません。

目と後頭部を同時温めてるとリラックス効果が期待でき、自律神経のバランスが整います。

次の記事では目と後頭部を温める際の注意点や、やり方を解説しているので参考にしてください。

ツボ押しをする

首や耳周辺のツボ押しをすると、低気圧による首や肩の痛みが楽になる可能性があります。

完骨(かんこつ)や翳風(えいふう)などのツボがおすすめです。

完骨(かんこつ)

低気圧による肩や首の痛みに効果のあるツボ「完骨」

完骨は乳様突起と呼ばれる丸みのある骨に後下方にあります。

胸鎖乳突筋と呼ばれる首の筋肉を刺激して、首の緊張を緩めたり、自律神経を整えたりできます。

人差し指や親指を使って、イタ気持ちのよいくらいの力で刺激してみましょう。

胸鎖乳突筋が緊張すると、首の痛みや自律神経の乱れにつながるので、緊張しやすい人は日ごろからケアをするのもおすすめです。

詳しいケアのやり方については、次の記事を参考にしてください。

翳風(えいふう)

低気圧による肩や首の痛みに効果のあるツボ「翳風」

翳風は乳様突起の前方にあり、耳の下にあるくぼみに位置します。

耳周辺の循環の改善が期待できるので、適度な力で刺激してみましょう。

耳のマッサージをする

低気圧による肩や首の痛みに効果のある耳のマッサージ方法

両耳をつまんで耳を前後にクルクルと回すと、耳周辺の血行を促進できます。

あまり強く引っ張らずに、適度な力でストレッチしてみてください。

低気圧による首や肩の痛みを予防する方法

日頃から自律神経が乱れたり、首や肩周りの血行が悪かったりすると、低気圧になった場合に痛みを感じやすくなります。

以下の点に注意して、低気圧による肩や首の痛みを予防しましょう。

  • 日ごろから適度な運動を心がける
  • 正しい姿勢で過ごす
  • 入浴をする

それぞれについて解説します。

日ごろから適度な運動を心がける

日ごろから適度な運動を心がけると、全身の血行を促進でき、低気圧による首や肩の痛みの原因となる血液の循環不全の解消につながります。

運動をする場合は、朝のウォーキングなどがおすすめです。

朝から日光を浴びながらウォーキングをすると、自律神経も整いやすいので、ぜひお試しください。

朝のウォーキングの効果や習慣化のコツについて次の記事で解説しているので、参考にしてください。

正しい姿勢で過ごす

正しい姿勢で過ごすと肩や首の筋肉がこりづらくなります。

筋肉のこりによる血行不良を予防できるので、低気圧の肩や首の痛みを防げるでしょう。

デスクワークなどを行う場合はとくに骨盤を立てることを意識することで、肩や首の筋肉にこりができにくくなります。

骨盤を立てると使えやすい場合は、タオルを使うと骨盤を立てた状態を継続しやすくなります。

次の記事で解説しているので、参考にしてください。

入浴をする

入浴をすると全身の血行が良くなる上に、リラックスできるので、耳周辺の循環改善と自律神経の乱れを整える効果の両方が期待できます。

夕方もしくは夜に入浴すると、より効果が高いといわれており、さらに就寝から2~3時間前の入浴が理想です。(参考:快眠と生活習慣|厚生労働省 e-ヘルスネット

日頃、お風呂をシャワーで済ませている人は入浴の習慣を身に付けてはいかがでしょうか。

低気圧による首や肩の痛みを和らげよう

血行を促進したり、自律神経を整えたりすると低気圧による肩や首の痛みが和らぎます。

今回は低気圧による首や肩の痛みを和らげる方法を4つ紹介したので、ぜひ試してみてくださいね。

また低気圧による首や肩の痛みがなかなか解消されない場合は、熊本ひがし鍼灸整体院にご相談ください。

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この記事を書いた人

熊本県熊本市出身・在住の柔道整復師、鍼灸師。
ひがし鍼灸整体院の代表を務める。
臨床歴約10年で鍼灸と整体施術により、健康に悩む人の回復をサポート。
医師のコラム記事を代筆したり、健康関連のWebメディアに寄稿したりする活動も行っている。
プライベートでは3人娘の父
詳しくは下記をご覧ください。
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