ストレスや運動不足になると、日常的に全身がガチガチなります。
ガチガチになった状態を放っておくと、肩こりや腰痛など、さまざまな身体の不調につながる恐れがあるので、注意しましょう。
この記事では、全身がガチガチになる原因と全身の筋肉を緩め方法について解説するので、参考にしてください。
このページを書いた人
東 大輔(ひがし だいすけ)
熊本県熊本市出身・在住の柔道整復師、鍼灸師。
ひがし鍼灸整体院の代表を務める。
臨床歴約10年で鍼灸と整体施術により、健康に悩む人の回復をサポート。
全身がガチガチになる原因
全身がガチガチになる原因は、血行が悪かったり、自律神経が乱れていたりするからです。
血行不良
血行が悪いと筋肉が疲労した際に発生する乳酸が取り除かれなかったり、筋肉に酸素が供給されなかったりして全身の筋肉がガチガチになります。
さらに硬くなった筋肉が血管を圧迫することで、さらに血行不良が助長されることも。
血行が悪いと、全身の筋肉が硬くなって悪循環に陥るので注意しましょう。
自律神経の乱れ
自律神経が乱れて、交感神経が優位な状態が続くと全身の筋肉が緊張してガチガチになります。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は活動の神経と呼ばれていて、優位な場合、筋肉が緊張して体を動かせる状態です。
一方で副交感神経は休息の神経と呼ばれていて、優位になると筋肉が緩んで体が休みやすい状態になります。
ストレスなどで交感神経が優位な状態が継続すると、筋肉が緩む機会がなくなり、全身の筋肉が緊張し続けます。
全身の筋肉を緩める方法
全身の筋肉を緩めるには、次の方法を実践するとよいでしょう。
- 入浴
- 深呼吸
- 適度な運動
- 十分な睡眠
- 整体や鍼灸
入浴
シャワーのみで済ましている場合は、入浴をしてみることをおすすめします。
入浴は全身の血行を促進できる上に、リラックス効果もあるため緊張して硬くなった筋肉が緩みます。
湯船は38~40℃程度の適度な温度で入浴してみてください。
深呼吸
深呼吸をすると副交感神経が優位になるように促せるため、リラックスしやすくなります。
仕事や家事、育児、勉強など活動的な場面では、呼吸が浅くなっていることも多いです。
深呼吸で一息ついて、心身をリラックスさせ全身の筋肉を緩めましょう。
適度な運動
適度な運動は、血行の促進と自律神経のバランス調整の効果が期待できます。
ウォーキングやサイクリング、登山など自分に適した運動で、ストレスを発散して、硬くなった全身の筋肉を緩めてみてください。
十分な睡眠
睡眠時間が短いと交感神経が優位な状態が長くなるため、全身がガチガチになる原因です。
7~8時間程度の十分な睡眠をとり、1日のうちで副交感神経が優位な状態を長くなるようにしましょう。
整体や鍼灸
整体や鍼灸で全身の筋肉を緩めるのもおすすめです。
整体は硬くなった筋肉をほぐして、血行を促進し、ガチガチの筋肉を緩める効果が期待できます。
また鍼灸には、リラックス(鎮静)効果があると言われています。
自律神経のバランスを調整する効果も期待できるので、体がガチガチで困っている場合は、整体師や鍼灸師などの専門家に相談するのもおすすめです。
全身の筋肉を緩めて健康的な生活送ろう
全身の筋肉がガチガチになると、肩こりや腰痛、自律神経の乱れなどにつながる可能性があるため、注意しましょう。
今回は体がガチガチになる原因と、全身の筋肉を緩める方法を紹介しました。
ぜひ、参考にして快適で健康的な生活を目指してみてください。