むずむず脚症候群はじっと座ったり、横になったりすると足がむずむずして動かしたくなる症状です。
就寝中に眠れない原因ともなることの多い症状でもあります。
次のような悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
「脚がむずむずして眠れない」
「むずむず脚症候群を解決する方法を知りたい!」
むずむず脚症候群には、ツボ押しが有効です。
さらに就寝中のむずむず感には、刺さないタイプのシール鍼をツボに貼ると症状が治まる場合もあるのでおすすめです。
今回はむずむず脚症候群におすすめのツボを4つします。
さらに、ストレッチやマッサージの方法も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

このページを書いた人
東 大輔(ひがし だいすけ)
熊本県熊本市出身・在住の柔道整復師、鍼灸師。
ひがし鍼灸整体院の代表を務める。
臨床歴約10年で鍼灸と整体施術により、健康に悩む人の回復をサポート。
むずむず脚症候群の症状
むずむず脚症候群はレストレッグス症候群(RLS)や下肢静止不能症候群とも呼ばれ、むずむずとする不快感で足を動かしたくなる症状が特徴です。
就寝中などの足を安静状態にしている際に、足を虫が這うような感覚に襲われ、どうしても足を動かさずにはいられなくなります。
他にも次のような症状が現れます。
- 脚がチクチクする
- かきむしりたくなる
- ほてる
- 電気が流れている感覚がある
- じっと座っていられない
- 脚がだるい
- 脚がぴくぴくする
むずむず脚症候群の診断
病院に行くと問診や質問票からむずむず脚症候群であることが診断されるようです。
具体的には次の4つの項目を元に診断が下されます。
・下肢を中心とした異常感覚と脚を動かしたいという強い欲求がある
滋賀医大病院ニュース
・安静にしている状態で始まる
・脚を動かすことにより症状が消失または緩和する
・症状が現れやすい時間帯がある
(脚を動かしたい強い欲求や不快感は夕方や夜にひどくなる-または夕方か夜のみに現れる)
むずむず脚症候群の原因
むずむず脚症候群の原因ははっきりとわかっていませんが、ドパミンの機能障害やさまざまな病気が原因との考えが有力です。
鉄の不足とドパミンの機能障害
むずむず脚症候群の原因としてドーパミンの機能障害が考えられます。
ドパミンとは快感や多幸感を得る脳内の神経伝達物質で、さまざまな運動をスムーズにする働きもあります。
ドパミンが作られるためには、鉄分が欠かせないため、鉄の不足でドパミンの量が減少してむずむず脚症候群になる場合もあるのです。
病気
むずむず脚症候群の8割は原因不明ですが、2割は病気が原因といわれています。
たとえば次のような病気が考えられます。
- 鉄欠乏性貧血
- 慢性腎不全
- 慢性関節リウマチ
- パーキンソン病
以上のように病気が原因でむずむず脚症候群になる場合もあるので、気になる場合はまずは病院を受診した方がよいでしょう。
病院は、精神科や神経内科を受診するとよいです。
また、妊娠中や胃の切除後にむずむず脚症候群が見られることもあります。
むずむず脚症候群の原因に対する東洋医学的な考え方
むずむず脚症候群は東洋医学では血虚内風が原因と考えられています。
内風とは体内で生じる風邪のことで、体内の機能失調や機能低下により生じる風邪のような症状です。
外界のウイルスなどが原因で起こる風邪のような症状である外風に対して、内風と呼ばれます。
内風は血虚をベースに生じると言われているため、血虚内風と呼ばれます。
血虚は血が不足している状態です。
内風が筋肉に侵入することで、足がむずむずするようになるのです。
以上の理由から、血虚に良いツボを刺激するとむずむず脚症候群の改善が期待できます。
むずむず脚症候群を解消するツボ4選
むずむず脚症候群に効果的なツボは次のとおりです。
- 三陰交
- 血海
- 足三里
- 承山
以上をいた気持ちの良い刺激で押してみましょう。
三陰交

三陰交は内くるぶしの最も膨らんだ部分から指4本分上にあります。
血海

膝の皿の上端内側から指3本分上にあります。
足三里

お皿の下端内側の下にあるくぼんだ部分から指4本分下にあります。
承山

ふくらはぎの後面の中央にあります。
むずむず脚症候群へのツボ押し以外の対策
足のマッサージやストレッチで、下半身の血行を促進するのもむずむず脚症候群の対策として有効です。
就寝前やお風呂で実践するとよいでしょう。
足のマッサージ
足のマッサージについては、足裏のテニスボールマッサージとふくらはぎマッサージを紹介します。
足裏のテニスボールマッサージ

足裏には湧泉(ゆうせん)や失眠(しつみん)などのむずむず脚症候群や不眠に有効なツボがあります。
足裏をテニスボールを転がしながら刺激すると血行促進にもなるので、ぜひ実践してみてください。
ふくらはぎマッサージ

ふくらはぎマッサージは下から上に向かって両端から押さえるようにマッサージするとよいでしょう。
足のストレッチ
就寝前に太ももの裏側やアキレス腱のストレッチをするのも、有効です。
次のようにタオルを足先にひっかけて緩めたり、伸ばしたりを繰り返すようなストレッチがおすすめです。
1.足の裏にタオルをひっかける

足の裏にタオルをひっかけるときは中心部よりも前方にひっかけるのがポイントです。
2.タオルをひっかけたまま足を持ち上げる

タオルを足裏にひっかけたまま足を持ち上げしょう。
持ち上げた状態で5秒キープして、その後1番の状態にもどってストレッチを緩めます。
1と2を交互に5~10回繰り返してください。
足がむずむずして眠れないときの対処法
脚がむずむずして眠れないときは、足を温めたり、冷やしたりするとよいです。
または、円皮鍼と呼ばれるシールタイプの鍼をツボに貼る方法も試してみるとよいでしょう。
足を温めたり、冷やしたりする
足を冷やしたり、温める足りすることで、むずむず脚症候群が和らぐ場合があります。
冷やす、温めるのどちらが効果的であるかは人によって異なるようです。
冷やしたり、温めたりするのを交互に行うのも効果があります。
ツボに円皮鍼を貼る
ツボに円皮鍼を貼るとむずむずが治まることがあります。
円皮鍼とは、シールタイプの小さな鍼です。
肌に刺さる鍼の場合は、鍼灸師や医師にしか処置できませんが、接触タイプの刺さない鍼であれば一般の人も扱えます。
パイオネックスゼロと呼ばれる商品が有名ですが、他にもさまざまなタイプがありますので、利用してみるとよいでしょう。


ドラッグストアにも販売されていることがあります。
もしくは、アマゾンや楽天などでも手に入ります。
むずむず脚症候群にはツボ押しが有効
むずむず脚症候群になったら、まずは医療機関を受診して病気の有無をチェックしてもらいましょう。
病院を受診したうえで、今回紹介したセルフケアを実践してみてください。
今回は、むずむず脚症候群に効果的なツボを4つ紹介しました。
さらに、マッサージやストレッチのやり方も解説したので、参考にしてください。
就寝中に足がむずむずして眠れない場合は、刺さないタイプの円皮鍼(シール鍼、パイオネックス)をツボに貼るのも効果的です。
またむずむず脚症候群は自律神経の乱れも影響するので、次の記事を参考にして自律神経を整えるツボ押しもためしてみてください。





むずむず脚症候群には鍼灸もおすすめですよ。
当院ではむずむず脚症候群に対する鍼灸治療を行っているので、お困りの場合はぜひご相談ください。